nijiken

ロックバンドRainbowを研究するブログとしてスタートしましたが、幅広い話題を取り上げたいと考え、ブログタイトルを変更しました。

Deep Purpleの殿堂入りをめぐるイザコザにはがっかり

デイヴィッド・カヴァデールが、2016年にディープ・パープルがロックの殿堂入りしたとき、その舞台裏で起きていた出来事について語った。

デイヴィッド・カヴァデール、ディープ・パープル殿堂入り時の混乱を語る | BARKS

今のディープ・パープルには歴史を紡ぐ正統性がないため、尚更リッチー・ブラックモアらの参加を妨害したものと思われる。

リッチーらの参加を良しとしなかったのはマネージャーのブルース・ベインと言われているが、私はロジャー・グローヴァーの意向が強かったのではないかと勝手に想像している。

ギランは結構漢気があるし、ペイスはそういうことにあまり頓着しそうに見えない。

 

何にしてもがっかりな顛末である。

遅すぎた雪解け

イアン・ギラン「リッチー・ブラックモアと僕はどちらも嫌な奴だった」 | BARKS

できればロックの殿堂入りの時、過去を水に流して欲しかったところ。

とは言っても、最近イアン・ギランも丸くなって来たなと思うし、何となく雪解けムードを感じる。

リッチー・ブラックモアはパープル・ファミリーはもとよりペイジやベック、クラプトンらと一緒にプレイするような機会があれば嬉しいのだけど。

 

ヴァン・ヘイレン追悼

https://www.barks.jp/news/?id=1000190341

リッチー・ブラックモアにここまで言わせたのは流石。元々エディはリッチーを尊敬していたのに、初めて会った時に塩対応をされてガッカリしたと語っていた。リッチーはエディのことを本気で認めていたから脅威に感じたんだろうね。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20201011-00034764-rolling-musi

スティーヴ・ヴァイは信じられないほど謙虚で、HRで最も話の中身に信頼がおける人だと思う。

 

ひとつの時代が終わった…

アルカトラス久々の新作に高評価

ロッキング・オン渋谷陽一氏といえばガチガチのZEP派でリッチー・ブラックモアに対して批判的な人と思っていましたが、アルカトラス久々の新作には好意的な視線を送っているようです。
rockinon.com

ただ思い返すとレインボーの2ndアルバム「Rising」の初版LPのライナーノーツには渋谷氏らによる座談会が掲載されていて、リッチー・ブラックモアやアルバムをベタ褒めしていたので、元からリッチー嫌いではなかったのかもしれません。
ちなみにその座談会ではトニー・カレイのことを絶賛しており、ジョン・ロードのプレイはリッチー・ブラックモアと相性が悪い、と語っていたことを記憶しています。

なぜディープ・パープルは今も現役なのか?

私は現在のディープ・パープルの音楽は良いモノを作っていると思います。素晴らしいギタリストかつ優れたソングライターであるスティーヴ・モーズが中心となって書かれた楽曲はディープ・パープル的でありながらモダンな香りがあり、未だに現役のアーティストであることを証明し続けています。

しかしながら、リッチー・ブラックモアジョン・ロードもいないディープ・パープルに今だに釈然としない気持ちになってしまう人は私も含めて一定数いるのではないでしょうか。殆どの人はディープ・パープルにノスタルジーを求めているのであって、彼らが過去(多分80〜90年代のリッチー在籍時)を否定し、現在進行形の姿を見せたいと熱弁するのであれば、本来違うバンド名で活動するべきだと私は思います。

 

ところで今回のロジャー・グローヴァーのインタビューには、その『なぜディープ・パープルは今も現役なのか?』という疑問に対する答えがあります。

www.barks.jp

 

「60年代、70年代には重要なものが2つあった。1つは音楽で、もう1つはスポーツだ。その2つがとても重要になったのは、言うなれば、それらが貧乏から抜け出す唯一の手段だったからだ。ミュージシャンかスポーツ選手になれたら、自分を高め、成功できるかもしれないって希望があった。でも、それ以降、テクノロジーが躍進し、音楽はたくさんある娯楽の1つになってしまった。」とロジャーは語っています。

 

なるほど、確かにそうです。このように音楽の特別性が低下した現代にもし彼らがディープ・パープルの看板を下ろして新しいバンド名で続けていたらどれくらいの人が注目するでしょうか?(それはリッチー・ブラックモアがやっている現在のレインボーにも通じるものがありますが)それだけ70年代に得た看板は大きかったということで、それをむざむざ手放すのは勿体ないと考えるは非常に賢明な判断です。

実際、ディープ・パープル以外にも70年〜80年代に活動していた数多のロックバンドが今も現役続行中なのはいうまでもありません。これは現在の音楽シーンが徐々に縮小して行っていることを表しているような気がしてなりません。数十年後にはビッグミュージシャンは誰もいないのかもしれませんね。

 

マイケル・シェンカー新作にジョー・リン・ターナーが参加

2021年1月発売予定のマイケル・シェンカーの新作アルバムにジョー・リン・ターナーとロニー・ロメオが参加することがわかりました。

 https://www.barks.jp/news/?id=1000187147

 色々とボーダーレスになっている気もしますが各々人生がありますから仕方がないですね。

 

音楽映画『蜜蜂と遠雷』の素晴らしさ

映画『蜜蜂と遠雷』は、恩田陸の長編小説を映画化したものです。ピアノコンクールの予選から本戦までを描いた作品で、3人の天才ピアニストと普通のサラリーマンのピアニスト達の青春を描いています。

【送料無料】蜜蜂と遠雷 DVD通常版/松岡茉優[DVD]【返品種別A】

価格:3,678円
(2020/8/11 21:55時点)
感想(1件)

私は原作を未読ですので、詳細な解説はできませんが、この映画の素晴らしさはともかく音楽が素晴らしいところです。

 

この映画は日本映画でやりがちなセリフでの過剰な説明はほとんどありません。それぞれの登場人物が弾くピアノで彼らの心情を表現しようとしています。映画でやるには難しいチャレンジと思いますが、演奏がハイレベルでとても素晴らしいこともあり、感動的なクライマックスを作り上げるのに成功しています。

音を奏でるだけで色々なことを表現できる、音楽の素晴らしさを痛感しますね。

 

少しテイストは違いますがクライマックスの演奏は名作音楽映画『オーケストラ!』を彷彿とさせられました。

 

マーティン・バーチ追悼

ディープ・パープル・ファミリーと非常に接点が多いプロデューサーだったマーティン・バーチが亡くなりました。

 

マーティン・バーチの経歴(Wikipediaより転載)

Fleetwood MacEdit
1969 – Then Play On (engineer)
1970 – Kiln House (engineer)
1972 – Bare Trees (engineer)
1973 – Penguin (producer, engineer, mixing)
1973 – Mystery to Me (producer, engineer, guitar)
Deep PurpleEdit
1969 – Concerto for Group and Orchestra(engineer)[12]
1970 – Deep Purple in Rock (engineer)
1971 – Fireball (engineer)
1972 – Machine Head (engineer)[13]
1972 – Made in Japan (engineer)[14]
1973 – Who Do We Think We Are (engineer)
1974 – Burn (engineer, mixing)
1974 – Stormbringer (co-producer, engineer, mixing)
1975 – Come Taste the Band (co-producer, engineer, mixing)
1977 – Last Concert in Japan (co-producer, engineer) – recorded live in December 1975
Jon LordEdit
1971 – Jon Lord – Gemini Suite (engineer)
1976 – Jon Lord – Sarabande (producer, engineer, remixing)
Bernie MarsdenEdit
1979 - Bernie Marsden - And About Time Too (producer, engineer)
Wishbone AshEdit
1970 – Wishbone Ash (engineer)
1971 – Pilgrimage (engineer)
1972 – Argus (engineer)
RainbowEdit
1975 – Ritchie Blackmore's Rainbow (co-producer, engineer, mixing)
1976 – Rising (producer, engineer, mixing)
1977 – On Stage (producer, engineer, mixing) – recorded live in 1976
1978 – Long Live Rock 'n' Roll (producer, engineer, mixing)
1986 – Finyl Vinyl (producer) – collection
WhitesnakeEdit
1978 – Snakebite (producer)
1978 – Trouble (producer)
1978 – Live at Hammersmith (producer)
1979 – Lovehunter (producer, engineer)
1980 – Ready an' Willing (producer, engineer, mixing)
1980 – Live... in the Heart of the City(producer, engineer) – recorded live in 1978 and 1980
1981 – Come an' Get It (producer, engineer, mixing)
1982 – Saints & Sinners (producer, engineer, mixing)
1984 – Slide It In (producer)
Black SabbathEdit
1980 – Heaven and Hell (producer, engineer)
1981 – Mob Rules (producer, engineer)
Blue Öyster CultEdit
1980 – Cultösaurus Erectus (producer, engineer)
1981 – Fire of Unknown Origin (producer, engineer)
Iron MaidenEdit
1981 – Killers (producer, engineer)
1982 – The Number of the Beast (producer, engineer)
1983 – Piece of Mind (producer, engineer, mixing)
1984 – Powerslave (producer, engineer, mixing)
1985 – Live After Death (producer, engineer, mixing)[14]
1986 – Somewhere in Time (producer, engineer, mixing)
1988 – Seventh Son of a Seventh Son(producer, engineer, mixing)
1989 – Maiden England (producer, engineer, mixing)
1990 – No Prayer for the Dying (producer, engineer, mixing)
1992 – Fear of the Dark (producer, engineer, mixing)
Other artistsEdit
1969 – Jeff BeckBeck-Ola (engineer)
1970 – Peter Green – The End of the Game(engineer)
1970 – The Groundhogs – Thank Christ for the Bomb (engineer)
1971 – Stackridge – Stackridge (engineer)
1971 – Canned Heat and John Lee Hooker – Hooker 'N' Heat (Mixdown Engineer) – recorded in 1970
1971 – Skid Row – 34 Hours (engineer)
1971 – Toad – Toad (engineer)
1971 – Faces – Long Player (engineer)
1972 – Silverhead – Silverhead (producer)
1972 – Toad – Tomorrow Blue (engineer)
1972 – FlashFlash (engineer)
1973 – Gary Moore – Grinding Stone(producer, engineer)
1978 – Wayne County & the Electric Chairs – Storm The Gates Of Heaven (producer)[15]
1978 – Roger Glover – Elements (producer)
1979 – Cozy PowellOver the Top(producer)
1982 – Michael Schenker Group – Assault Attack (producer, engineer)

 

アイアン・メイデンの超名作「 Fear of the Dark」を最後にリタイアしていたようですね。

全盛期のリッチー・ブラックモアと共にいた名プロデューサーでした。とても残念です。 

タイトル変更の理由について

レインボーについて語り尽くした訳ではありません。

もう少し広い視野で語ってみたい欲求が大きくなってきたためです。

これからは気になることを雑多に取り上げて行くつもりです。

これからもよろしくお願いします。

デヴィッド・ストーンが参加の激しくパープル的な楽曲

デヴィッド・ストーンがディープ・パープル/レインボー的楽曲のキーボードを弾いています。
タイトルからしてモロに寄せてきています。


Avi Rosenfeld feat. David Stone (RAINBOW) - You Are So Lazy