nijiken

ロックバンドRainbowを研究するブログとしてスタートしましたが、幅広い話題を取り上げたいと考え、ブログタイトルを変更しました。

ブラックモアズ・ワークスに関する考察

昨日に続いてブラックモアズ・ワークスについて触れて行きたいと思います。

今回のブラックモアズ・ワークスでは、いわゆるB!誌系の評論家によって作られてきた評価、傑作・駄作といった決めつけが大きく修正されたように思います。これには「リッチー・ブラックモア伝 ブラック・ナイト」の発売が影響しているように思います。

特に1993年のシュトゥットガルト公演の評価が爆上げしているのは「ブラック・ナイト」のおかげでしょう。

シュトゥットガルト公演は元々ライブアルバム「Come Hell Or High Water」としてリリース(一部はバーミンガム公演)されており、このアルバム発売時から最近まで不当に低い評価をされてきたと記憶しています。(DVDと混同したのか、ブラックモアズ・ワークスでは「Live In Europe 1993」を「Made In Japan」に匹敵する出来栄えとベタ褒めし、「Come Hell Or High Water」を貶すという不思議な事態が起こっている)

「ブラック・ナイト」ではシュトゥットガルト公演を正当に評価しており、「Anya」におけるリッチー・ブラックモアのギターソロが終わった後、他のメンバーが立って拍手を送るほど素晴らしかった。との記述があります。

 

実際にシュトゥットガルト公演は素晴らしい演奏です。今回、YouTubeで改めて映像を見返したところ「Anya 」のソロは神がかり的です。演奏終了後、リッチーは観客とのハイタッチし、イアン・ペイスジョン・ロードが拍手する姿を確認できます。

 


Deep Purple - Anya - Stuttgart 1993 (pro sound mix)

リユニオン・パープルにおいて最高の演奏の一つです。正直、第二期の「Made In Japan」と比較するのはどうかな?とは思いますがね。