nijiken

ロックバンドRainbowを研究するブログとしてスタートしましたが、幅広い話題を取り上げたいと考え、ブログタイトルを変更しました。

産業ロック

80年代は、全てのモノが製品化された時代でした。
本来、「反体制」であったロックンロールも例外ではなく、その精神は単なる見かけだけのスタイルへと変質させられ、大量生産でパッケージ化された後、販売されるようになりました。

そんな時代の典型的存在として、JOURNEYやTOTOら「産業ロック」と揶揄されるバンドがありました。これらのバンドは、確かに大衆受けするわかりやすい楽曲を発表し続けており、当時のロック・ファンから軟派なイメージを持たれていたものです。

ところが20年近くが経過した現在、私の中で80年代の音楽で断然輝いているのは当時「産業ロック」といわれていたバンドの楽曲ばかりだったりします。テクニカルで安定した演奏と美しいメロディで構築された「産業ロック」は今の基準で聴いても、全く古さを感じさせません。

ロックを含むポピュラー音楽というジャンルは、リスナーとして圧倒的に若者が多いため、その時代に即した流行に敏感になるのは避けられませんが、「産業ロック」のようにかっちり作られた職人的音楽はいつの時代でも必要な存在なのかもしれません。


個人的 80年代ロック ベスト10
1.Who's Crying Now/JOURNEY
2.Never/HEART
3.Isolation/TOTO
4.Waiting For A Girl Like You/FOREIGNER
5.Search Is Over/Survivor
6.Don't Stop Believin'/JOURNEY
7.Carmen/TOTO
8.I Want to Know What Love Is/FOREIGNER
9.Send Her My Love/JOURNEY
10.Goodbye Elenore/TOTO