nijiken

ロックバンドRainbowを研究するブログとしてスタートしましたが、幅広い話題を取り上げたいと考え、ブログタイトルを変更しました。

1980年5月12日 東京公演3日目

Setlist

Eyes Of The World

Love's No Friend

Since You Been Gone

Man On The Silver Mountain

Catch The Rainbow

Lost In Hollywood

 

encore1

All Night Long

Blues

Will You Still Love Me Tomorrow

Long Live Rock'n'Roll

 

encore2

Kill The King

Long Live Rock'n'Roll

 

完璧なステージ構成と最高の演奏で定評がある1980年日本公演の中でも特に人気が高い東京3日目公演。オーディエンス録音ではありますが、かなり高音質な音源が存在しています。

 

この日のハイライトは「Will You Still Love Me Tomorrow」でしょう。

このキャロル・キングのカバー曲は、Rainbowとしては珍しいタイプのバラードですが、グラハムの魅力が存分に発揮された名演で、シングルとして発売する予定があったくらい、リッチーが気に入っていたと言われています。特にCメロでのグラハムの哀愁に満ちた歌いっぷりは深く心に沁みます。

この曲の後、メンバー紹介からの「Long Live Rock'n'Roll」の流れのかっこよさは鳥肌モノです。

 

1980年の日本公演での「Love's No Friend」はどの日も素晴らしいギターソロが聴けますが、特にこの日と東京2日目の5/9のソロは、高いテンションの凄まじいプレイとなっており、Deep Purple「Live in Japan」の「Child in Time」を彷彿とさせるほどです。

 

この時期のステージ構成は一分のスキもなく流れるように進行するため、退屈することなく最後まで聴くことができ、映像がないにも関わらずギター壊しさえも楽しめるLiveとなっています。

 

コージー、ドン、ロジャーのプレイも言うまでもなく素晴らしく、ドン・エイリーが「あと何年か同じメンバーで続けていたら、Led Zeppelinのようなバンドになれたのに…」と未練ありげに語ったのも納得です。