1976年12月13日福岡公演
Setlist
Kill The King
Mistreated
Sixteenth Century Greensleeves
Catch The Rainbow
Man On The Silver Mountain〜Starstruck
Still I'm Sad
Encore
Do You Close Your Eyes
私の地元である福岡公演は海外の一流アーティストからしてみれば地方であり、少しばかり手抜きをしたくなっても仕方ないところですが、この頃のRainbowにそんな気配は感じられません。それどころか初来日時の1.2を争うくらい出来の良い演奏を繰り広げていて、びっくりです。
リッチーのプレイは録音していた大阪や武道館より伸び伸びと弾きまくっており、ソロや曲間の遊びも若干長めです。「Kill The King」のスライドはメロディアスにまとまっていますし、「Mistreated」のロングフィードバックには魂がこもっています。「Catch The Rainbow」はどの公演も素晴らしいですが、福岡公演のプレイは更に情熱的で感動的です。
トニー・カレイのプレイも概ね出来が良く、安心して聴くことができます。
ただ、気になるのはロニーのテンションの低さです。前半のMCから何となく元気ない感じがします。驚くのは「Stargazer」での歌唱で、途中で歌うのを止め、その後何故か詩の朗読のように語るような歌い方をし出します。(まるで長渕剛の乾杯みたいな、古いか)一体何があったのかは不明です。ボーカルの全体の出来はそんなに悪いわけではありません。