nijiken

ロックバンドRainbowを研究するブログとしてスタートしましたが、幅広い話題を取り上げたいと考え、ブログタイトルを変更しました。

1982年10月19日 名古屋公演

Setlist
Spotlight Kid
Miss Mistreated
I Surrender
Can't Happen Here
Tearin' Out My Heart
All Night Long
Stone Cold
Power
Difficult To Cure
Long Live Rock'n Roll

Encore
Maybe Next Time
Since You Been Gone
Woman From Tokyo
Medly

公演終了後、リッチーが名古屋に泊まりたくないと言い出し、タクシーで東京に向かったという曰く付きの日です。

ジョーの声は風邪が悪化したのか、ガラガラで高音が全く出ていないので、その分コーラス隊が頑張っています。この時の自己管理の甘さをロジャー・グローバーは「プロじゃない」と批判していたそうです。
それでも「All Night Long」でのギターとの掛け合いでは、リッチーから喉の調子はお構いなしにいつも通りのハイトーンを強いられており、可哀想に公開処刑と化しています。

ボーカル以外の全体的な演奏はまとまっていて良い出来だと思います。
ただしリッチーのソロは若干ヤル気が不足していて、手グセが多い印象を受けます。

「Long Live Rock'n Roll」の掛け合いのあとはいつもと異なり80年代ポップ的展開が長々と続いてエンディングを迎えますが何ともあっさりとした本編終了です。

アンコールはよくわからない曲が雑にセッション的に演奏され、突然ステージは終わります。納得できない観衆の更なるアンコールの声がその後、Over The Rainbow のテープが鳴り響いている間も続いていますが、応えられることはありませんでした。
これは自分でも納得できなかっただろうな、と思います。

1982年の来日公演は何故かリッチーのノリが悪かったと言われています。
実際私が足を運んだ福岡公演もヤル気がなさそうに演奏していましたし。(この時、最初はノリノリだったのに、途中からガクッとテンションが下がった)手抜きが騒がれ出したのもこの頃からだと記憶しています。