リッチー・ブラックモアが弾いた4曲のベースとは何の曲?
アルバム「Long Live Rock `N' Roll」の作成中は中々ベーシストが定着しなかった時期ということもあり、リッチー・ブラックモアがベースを弾いた4曲が消されずに使用されていると言われています。(4曲あると2006年のB!誌のインタビューで問われ、否定していない)しかしどの曲がリッチーなのかについては明確になっていないみたいなので、ここで検証してみたいと思います。
ヒントとして以下のことを考慮します。
①ボブ・デイズリーの前任のマーク・クラークが「Kill The King」を含む3曲レコーディングした、と語っている。
②ボブ・デイズリーはリッチー・ブラックモアのベースについて「俺に言わせれば物足りない。基本的にはギターと同じことしかやっていないんだ」と語っている。
③リッチー・ブラックモアは「当初のベーシストに嫌気がさして自分で弾いた」と語っていることから、マーク・クラークが一旦レコーディングした3曲を弾き直したと考えられる。
1.Long Live Rock `N' Roll
ベースはギターをなぞっており、遊びはほとんどありません。音色にも艶がない気がします。
この曲のレコーディングはかなり初期に行われていることがわかっており、マーク・クラークがレコーディングした一曲と考えられます。
ちなみにボブ・デイズリーがライブでプレイした音源を聴くと違いが明確です。
2.Lady Of The Lake
同じくギター的ベースで遊びがありません。
典型的ギタリストによるプレイです。
3.L.A Connection
★ボブ・デイズリー
やっぱり音色に艶があります。
いかにも上手いベーシストのプレイで独特のグルーヴ感があります。
4.Gates Of Babylon
★ボブ・デイズリー
この曲は考える余地はありません。ギタリストのベースと全然違う一流のクオリティです。
5.Kill The King
ライブにおけるボブ・デイズリーによるプレイはスタジオ盤に近いので、正直一番悩みましたが、マーク・クラークが間違いなくレコーディングしたと証言していることが決め手に。
6.The Shed(Subtle)
★ボブ・デイズリー
これも音色の艶とグルーヴ感で決定。
7.Sensitive To Light
ギター的ベースの典型例
8.Rainbow Eyes
ベースなし
現在、虹に関わった人達 ベーシスト編を作成中です!