nijiken

ロックバンドRainbowを研究するブログとしてスタートしましたが、幅広い話題を取り上げたいと考え、ブログタイトルを変更しました。

ジョー・リン・ターナーの真の実力

リッチー・ブラックモアと仕事をしてきたボーカリストは皆超一流選手ばかりだったため、ジョー・リン・ターナーは少し評価が低くなりがちですよね。
その理由はいくつか考えられますが
1.ライブでのパフォーマンス
2.オリジナルでの音域の狭さ
というところでしょうか?

ライブでのパフォーマンスですが、ロニーやグラハムの楽曲を歌えば当然、高音部でのパワー不足が問題となってきます。中には「Long Live Rock’n Roll」のようにキーを1音半下げている曲もありますので、その場合違和感が残ってしまうのは避けられません。
ただ、前任の2人が凄すぎたので仕方がないところです。

さて、それではジョーのオリジナルはどうなの?というところですが、あまり音のレンジは広くないので、派手さには欠けますが、全体的に高いまま推移する曲が多いように感じます。

例えば、第2期パープルのイアン・ギランですが、確かに要所要所での凄まじいハイトーン部分が印象に残ります。ただ冷静に聴いてみると、全般的にはそんなにキーが高いわけではないことがわかります。

それに対してジョーの曲は最大値が著しく高いわけではなく、全般を通してハイトーンを維持する曲が多いので、簡単には歌いこなせないのが特徴かと思います。

結論として、ジョーもやっぱり凄いボーカリストなんですよ。