リッチー・ブラックモアの継承者
リッチー・ブラックモア自身がジミ・ヘンドリックスやビッグ・ジム・サリバンから学んだように、数多くのギタリストがリッチーから影響を受けています。ここでは何名かのリッチー・ブラックモアの継承者について考えてみました。
1:ウリ・ジョン・ロート
リッチーより少し遅れて活躍しており、ジミ・ヘンドリックスに心酔していた点が共通するため、明確なフォロワーとは言えませんがスコーピオンズ在籍時、ストラトキャスターを駆使した流麗なメロディセンスと大胆なアーミングはやっぱり継承者の一人と考えたいところです。ただし、そのテクニックはリッチーを凌駕すると言われています。
2:マイケル・シェンカー
80年初頭では、メロディアスなギタリストとしてリッチーと並び称される事も多かったマイケル・シェンカーですが、主にレズリー・ウエストやジェフ・ベックからの影響を本人が語っており、ソロプレイの方向性も作曲重視とインプロビゼーション重視と明確に異なっております。
ただ、マイケル自身はリッチーからの影響を認めていて、『マイケルが選ぶ必聴なギターアルバム10枚』http://amass.jp/15013/
にDeep Purpleの「in Rock」を選んでいます。
3:イングヴェイ・マルムスティーン
言わずと知れた継承者です。スキャロップ・シェイプド・ネックのシングルコイル・ストラトキャスター、ファッション、曲作り、クラシックとの共演、ギター壊し、更にボーカリスト起用に至るまで半端なく影響を受けており、唯一似てないのはギタープレイだけ(!)というのも皮肉なものですね。リッチーよりもウリに近いギタリストであることは有名です。
4:ヤニック・ガーズ
この人はギランにいた事もある通り、リッチー・ブラックモアの完全なるフォロワーです。ステージ・アクション重視の荒っぽいプレイは82年以降のリッチーに似ていると言えないこともありません。個人的にはあまり認めたくないタイプです。
5:その他
エドワード・ヴァン・ヘイレン、カイ・ハンセン、インペリテリ、高崎晃らもリッチー・ブラックモアからの影響を語っております。
1970年代初頭のロックギタリストとしては異質なハイテクニックを駆使するギタリストであり、激しいアームプレイや小指をしっかり使ったRUNプレイが多くの人を魅了したリッチーだけに、その影響力は想像以上に大きかったようです。